朝は、まさねえちゃんの笑い声と大きな掃除の音で強制的に早起き。
仕事から帰ると、まさねえちゃんがうちの玄関で母と雑談していて、いつも絡まれる。
朝から晩まで、まさねえちゃんの騒音を聞かない日はなかった。
そんな日々が始まってまもなくの頃、
「またそこで騒いでるんだろうな・・」
と、少し憂鬱な気持ちを抱きつつ帰宅した私は、絡まれないようそそくさと部屋に上がったが、玄関口の雰囲気が、いつもと違うことに気づき、そっと戻り、聞き耳を立てた。
「そらもかいもまだまだ子供なのに、今死ぬわけには行かない」
今まで聞いたこともない弱々しいまさねえちゃんの声が聞こえた。
「切除したら大丈夫よ。早くに見つかったんだし、死ぬなんてこと絶対無いから!」
まさねえちゃんは、初期の乳がんと宣告されたらしく、とにかく不安な気持ちをどうにかしたくて、母のところに来たようだった。
次の日からまさねえちゃんは最初の入院をした。
まさねえちゃんの親が、入院中1度しか来なかったにもかかわらず、母は毎日通いつめた。
自分も子宮ガンを経験していた母は、まさねえちゃんと一緒に病院からの説明も熱心に聞き、
「とにかく、絶対再発しないよう、早めに切除をしてやって欲しい」
と訴えていた。
病院側は、まさねえちゃんがまだ若いこともあり、切除には消極的で、再三の母からの訴えを無視し、かなり時間が経過してから、癌部分ぎりぎりの部分切除を行なったようだった。
その手術ですべてを取りきれなかったようで、数日後、結局右の乳房すべてを切除する手術をもう一度行った。
結局無駄に2度も痛い思いをしただけだと、母は泣きながら怒っていたが、
「もう終わったから。
お母ちゃんホントにありがとね」
と、逆に母をなだめる元気なまさねえちゃんが戻ってきた。
テーマ : ノンフィクション - ジャンル : 小説・文学
訪問&コメありがとうございます!!
ひみあさまの作品、読ませていただきました。
なんだかとても切ないお話のよう……まさねえちゃんの優しさが伝わってきました。続き、楽しみにしていますねっ。
お互い頑張りましょうww
ではではー!!
がんばって更新しますので、また遊びに来てくださいね。
私もまたお邪魔します!!!!!
こんばんは☆
いつも有り難う御座います。
ひみあさんは、毎月仕事で広島に行っておられるのですね。
私の住まいも広島は近い場所なので
平和記念公園は何度か訪ねたことがあるのです。
命の長さって、平等じゃないんですよね。
戦争もそうですが
癌はとくに若い人の命を奪ってしまいます。
先日の24時間TVで見た小児癌の子のドラマ
「君がくれた夏」を思い出してしまいました(T_T)
今日も応援して帰ります
当たり前に元気な毎日が送れると、命の重みを忘れてしまいそうにもなります。
それを忘れてしまわないためにも、まさ姉ちゃんの一生を、がんばって書き残したいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
こんばんは☆
いつも有り難う御座います。
まさ姉ちゃんの一生、
短くても幸せだった日々を書き残してください。
今日も応援して帰ります
癌ならば、できるだけ早く、それこそ患部域が広がったり、転移する前に切除した方がいいのに、作中のような理由で手術を遅らせたり。
そういった医師の判断で、時には患者を死に至らしめる結果になりかねないのに。
まあ、この話では死にまでは至らなかったようですが……乳房丸ごと切除って……。
うわ……どれだけいたいのでしょうか。
私は男なので分かりませんが……。
病気というのはいつ自分にも襲い掛かってくるかわかりませんよね。
毎日悔いなく過ごしたいと思うこのごろです…。
何故かページが開けず、
なかなかこちらに顔を出すことができませんでした…
リンクを繋いで早々すみません(汗
癌は怖いですよね…一度取り除いても、
再発という恐れもありますし…。
私の祖母が一度乳がんにかかっていて、
片方の乳房を取り除くという手術をしたのを思い出しました。
まさねえちゃんがこの後どうなってしまうのか、
とても気になります。
更新頑張ってくださいね、応援してます^^b
訪問いただいて、コメントまで・・・
本当にありがとうございます。
頑張って更新します。
命の大切さを、伝えたくてももう伝えることのできないまさねえちゃんに代わって伝えていけるようにしていきたいと思っています。
これからもどうかよろしくお願いします
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